はじめに
ル・コルビュジエは近代建築の三大巨匠の一人ですね!日本でもル・コルビュジエの建築群の一つとして国立西洋美術館が世界遺産になったのは皆さんも知ってると思います!!!
そんな彼の作品の中から今回はサヴォア邸について書きたいと思います。
近代・現代の建築特徴 モダニズム建築
ヨーロッパで産業革命以降の建築
1.建築材料には鉄、コンクリート、ガラス、ステンレスといった新素材が使われています。そのため
- デザインの自由度→構造的な制約からの解放
- 機能性と合理性 →過去の様式からの解放
ということが可能になりました!!!
これをうまく使ったのが世界三大巨匠である
- フランク・ロイド・ライト
- ル・コルビュジエ
- ミース・ファン・ディル・ローエ
の三人です。
今回その中のル・コルビュジエの建築について
すごく簡単に説明していきたいと思います!
ル・コルビュジエのキーワードは「白と光」
サヴォア邸の基本情報
- 設計者 - ル・コルビュジェ、ピエール・ジャンヌレ
- 依頼主 - ピエール・サヴォア夫妻
- 所在地 - フランス パリ郊外
- 面積 - 10,365㎡
- 年代 - 1929~1931年
- 構造 - 鉄筋コンクリート造
サヴォア邸は近代建築の象徴
近代建築の五原則
- ピロティ
- 屋上庭園
- 自由な平面
- 自由な立面
- 独立骨組みによる水平連続窓
のすべてが美しく実現されていると言われています!
一階のピロティは車がそのまま入り一周できるように設計されていて
これは、車のまま家に入れる(駐車スペースが中にある)初の建築です!
また、一階の玄関はガラス張りでパリのカフェをイメージしたとされています。
家の玄関がパリのカフェのイメージっておしゃれですよねー!
玄関を入るとらせん階段とスロープがあり
コルビュジエはスロープを「建築を楽しむ散策路」と言ったそうです!
二階は水平連続窓による解放的な空間と大きなテラスが特徴でテラスに面した窓は大きく取られており、より自然の光を取り入れることのできる建築になっています!
これはコルビュジエの目標である
「光で室内を演出する」につながるもので
「人は光の陰影を見ると呼吸を合わせる」
「光は生活、呼吸をつくる」
とコルビュジエは言っています。
確かに自然の光の入ってこない部屋はあまり好きになれませんよね。
三階には屋上庭園とサンルームがあり家の中に居ながら自然を感じることができます!
国立西洋美術について
国立西洋美術館は見に行ってきました!
国立西洋美術はル・コルビュジエの「無限に成長する美術館」を下図にして建てられた3つの美術館のうちの一つです。
この建築物はモデルの「四角い螺旋(スクエア・スパイラル)」ギャラリーの基本構成に忠実な建物です。
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サヴォア邸 Le Corbusier Villa Savoye1928-31―世界現代住宅全集05(Residential Masterpieces)
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ル・コルビュジェ サヴォア邸−1931 フランス (World Architecture)
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